今月4日、環境省が、指定廃棄物(8000ベクレル/kg以上の放射性廃棄物)を保管している県内14市町村と、最終的に保管場所をどうするか話し合います。最終処分場を1ヵ所とすることは、住民の合意が得られず、現在の場所での分散保管で決着しそうです。
 しかし、現在のまま簡易な仮保管を続け、8000ベクレル/kg以下になるのを待って一般廃棄物として処理するのでは、二次被害の危険もあり、認められません。日本共産党茨城町支部は、小林町長に対し、遮断型の一時保管施設の設置を国に求めるよう、申し入れました。
 また、茨城町では、網掛にある園芸リサイクルセンターに、226.7トンの指定廃棄物が汚泥の形で保管されています。これは、県内でも4番目に多い量です。町民の安全を守るために、保管状況について厳しく監視することも併せて申し入れました。
 小林町長は、「現在のままの簡易な保管は認められない。しっかりとした形での保管を、国に求める」と回答。「ほとんどの首長も同じ考えだと思う」ともおっしゃいました。また、園芸リサイクルセンターについては、「これまでも報告を受けており、今後も監視していく」と回答しました。
 申入れには、柴副町長、みどり環境課長も同席しました。