茨城町6月議会の最終日。議会運営委員会委員長から提出された、「運転開始から40年を超えた東海第二原発の運転延長を行わないことを求める意見書」が、本会議で全会一致で採択されました。提案理由は、久保田副議長が述べましたが、昨年10月に福島県浪江町・双葉町を視察したことに触れ、「悲惨な現状を目の当たりにした」と述べています。
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 この意見書については、昨年の9月議会で、「安全協定の見直し」あるいは「20年運転延長反対」の請願を出したいと、議会運営委員長に相談したところ、「これは大事な問題だ。充分話し合いをして、全員一致で意見書を作ろう」と提案されました。その後、12月議会・3月議会の話し合いを経て、今6月議会で採択となりました。(意見書の案文は、わたしが書きました)
 本会議でいよいよ採択となった時、議長から「ご異議ございませんか?」と言われて、思わず大きな声で「異議なし!」と言うと、後ろから「気合入ってんなあ」と言われました。ほんとうにうれしかったです。
 
 茨城町議会では、6月6日に起きた原子力機構大洗センターの作業員被ばく事故についても、要請書を原子力機構に手渡しています。日本共産党県議団の大洗センターへの申し入れに同行したこともあり、議員の皆さんに現場の状況などをお話ししました。また、機会あるごとに東海第二原発についても問題点などを話してきました。いろいろな立場を超えて、全会一致で意見書を採択できたことは、ほんとうによかったと思います。

「運転開始から40年を超えた東海第二原発の運転延長を行わないことを求める意見書」PDF
「日本原子力研究開発機構大洗研究開発センター内で発生した事故に関する要請書」PDF

☆「東京新聞」東海第二の運転延長に反対 茨城町議会が意見書可決

茨城町議会東海第二意見書可決朝日